ゆず薬局

健康情報のご紹介

【健康管理士一般指導​員】メールマガジン2​016年3月号

(※メールマガジンの内容はゆず薬局で抜粋して掲載しています。)

こんにちは。
日本成人病予防協会です。

桜が開花し始め、春の訪れを感じるようになってきましたが、
花粉症の人にとってはつらい季節ですね。

花粉症の症状を和らげる食べ物として、レンコンが挙げられま
す。
レンコンには、粘り成分であるムチンやポリフェノールの一種
であるタンニンが含まれています。ムチンには粘膜の炎症を
抑える作用があり、タンニンには抗アレルギー作用があるとい
われています。
さらに、レンコンに含まれる豊富な食物繊維は、腸内細菌の
バランスを整えて花粉症対策に有効に働きます。
積極的に取り入れて花粉症を乗り切りましょう。

春は入学式や新学期など新しい始まりがたくさんある時期です。
好きなこと、興味のあることなど、何か新たなことを始めて、
新しい一歩踏み出してみましょう。


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≪旬の食材≫
旬の食材は、おいしく、栄養価も高く、しかも経済的です。
本来の収穫時季にとれたものを食べるのは、体調を整えるため
にも大切なことです。
「旬」の食材を取り入れて健康づくりにも役立てましょう。
※旬の時期は地方や天候により前後します。

●新じゃがいも
じゃがいもは世界中で親しまれている食材で、煮る、焼く、揚
げるなどさまざまな方法で調理できる優れた食材の1つです。
特にじゃがいもに含まれるビタミンCはデンプンに守られてい
るため、熱に強い性質を持っています。そのため、加熱調理を
してもビタミンCが壊れにくく、風邪予防や疲労回復、美肌作
りなどに役立ちます。また、カリウムも豊富に含んでいますが、
カリウムには体内のナトリウムを排泄する役割があるため、高
血圧予防にも効果的です。さらに筋肉の収縮を助ける働きもあ
るので、定期的にスポーツを楽しんでいる方にもオススメの食
材です!

●スナップえんどう
スナップえんどうは、グリーンピースをサヤごと食べられるよ
うに品種改良したもので、サヤがやわらかく、豆類の中でも甘
みの強いのが特徴です。スナップえんどうはタンパク質と糖質、
βカロテン、ビタミンB群、ビタミンC、カリウム、食物繊維な
ども含まれており、栄養バランスのよい食材です。また、必須
アミノ酸のリジンを含んでおり、ブドウ糖の代謝を助けて集中
力を高める、疲労回復、髪の毛の健康を保つなどの効果が期待
できます。

●タラの芽
タラの芽には、マグネシウムやビタミンB群、葉酸などが豊富
に含まれています。特にマグネシウムは体内の酵素の働きを助
けたり、精神を安定させる、筋肉や心臓の働きを正常に保つ働
きがあります。しかし、ストレスをうけることでマグネシウム
の排泄が増えるため、現代人は特に不足しがちなミネラルの1
つです。さらに、葉酸は細胞分裂を促進し、胎児の成長に大切
な栄養素として知られていますが、そのほかにも赤血球の形成
を助ける働きもあります。特に、女性にとって嬉しい効果が期
待できる春の食材です。

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1. 新聞掲載健康関連情報      new!!
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朝日新聞・読売新聞に掲載された健康関連の新着情報を月に1度
お送りします。
是非、ステップアップにお役立て下さい!

●問題解決に積極的な人、がん死亡リスク15%低く
(2016年3月7日 読売)
問題解決に向けて積極的、計画的な行動をとる人は、消極的な人
に比べ、がんや脳卒中、心臓病で亡くなるリスクが低くなるとの
調査結果を国立がん研究センターなどの研究チームがまとめた。
調査は、50~79歳の約5万7000人を7~11年間追跡。日常生活で
の問題対処法についてのアンケート調査で、「計画を立て実行す
る」「誰かに相談する」「状況のプラス面を見つける努力をする
」などの積極的な行動をとる頻度が高い群と低い群に分け、がん
や脳 卒中などの発症やそれに伴う死亡のリスクに違いがあるか
調べた。その結果、積極的な行動をとる頻度が高い人は、低い人
に比べ、がんの発症には差がなかったが、がんでの死亡リスクは
15%低かった。脳卒中の発症リスクも15%低く、脳卒中と心臓病
を合わせた循環器疾患で亡くなるリスクは26%低かった。

●肥満でないのに「隠れメタボ」、914万人も!
(2016年3月7日 読売)
肥満ではないのに高血圧や高血糖などの異常を複数持つ「隠れメ
タボリックシンドローム」の患者は全国で914万人に上るとする
推計を、厚生労働省研究班がまとめた。現在のメタボ対策は肥満
を前提にしているが、肥満でなくても高血糖、脂質異常などの代
謝異常が重なると心臓病などのリスクが高まる。研究班は来年3
月までに、隠れメタボの診断や生活習慣改善の指導法をまとめた
指針を作成する。

●がん細胞だけ狙い撃ち…放射線治療の新医療機器、国立がん研
に完成(2016年3月11日 読売新聞)
がん細胞だけを狙い撃ちする放射線治療「ホウ素中性子捕捉療
法」(BNCT)を行う新開発の医療機器が国立がん研究センター中
央病院(東京)内に完成し、報道陣に公開された。実用化に向
け、来年度末から悪性黒色腫(メラノーマ)などの臨床試験
(治験)を始める方針。BNCTは、がんに集まるホウ素の薬剤を患
者に点滴した後、中性子線を照射。腫瘍の中のホウ素との間で核
反応が起きた際に出る放射線で、がんをたたく。従来の放射線や
重粒子線よりもピンポイントでがん細胞に照射でき、副作用も少
ないとされる。治療は原則1回、30分~1時間照射する。

●笑わない人、脳卒中の割合1.6倍…心臓病は1.2倍
(2016年3月15日 読売)
日常生活でほとんど笑わない高齢者は、ほぼ毎日笑う高齢者に比
べ、脳卒中の経験がある割合が1.6倍、心臓病の割合が1.2倍高い
との調査を東京大などの研究チームが発表した。特に笑わない高
齢女性の危険が大きかった。研究チームは、65歳以上の男女に毎
日の笑いの頻度、持病などを調査。回答のあった2万934人を対象
に、笑いと脳卒中などの関係を分析した。その結果、高血圧など
の影響を除いても、ほとんど笑わない女性は毎日笑う女性に比
べ、過去に脳卒中になったり闘病中だったりする人の割合が1.95
倍、心臓病になっている人が1.41倍高かった。男性では脳卒中が
1.47倍、心臓病が1.11倍だった。

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2.健康コラム【知ってる?腸内環境の最先端治療!】 new!!
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最近、健康な人の便にいる腸内細菌を患者の腸に移植し、腸内細
菌の勢力を善玉菌優勢に塗り替えようという「糞便移植」が話題
になっています。

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便の中身って?
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ところで、便は何からできているか知っていますか?「消化・吸
収されて、残った食物のカスが便になる」というイメージですが、
実際は…。

(1)水分(約70~80%)
消化管から分泌される胃液や胆汁、膵液は、1日に約6リットル
に達するといわれ、これに食べものの中の水分や唾液を加える
と、合計約9リットルの量になります。そしてこの栄養素を含
む9リットルの液体は、小腸を進みながら体内に吸収されてい
きます。小腸に流れ込む9リットルのうち約7リットルは栄養素
と共に小腸で吸収され、残り2リットルが大腸に入ります。
そして、食物のカスが少しずつ2リットルの水分を吸いとって
固まり、便として排泄されます。

(2)腸壁細胞の死骸(約5~10%)
わたしたちの体を構成する細胞は、常に一定のサイクルで古い
ものから新しいものへと生まれ変わっています。そのサイクル
は各臓器、器官によって異なりますが、特に腸の細胞のサイク
ルはとっても短いのが特徴です!なんと、1~2日で新しい細胞
へと生まれ変わり、古い細胞は便と一緒に排泄されます。

(3)腸内細菌の死骸(約5~10%)
わたしたちの腸内には100兆個以上の腸内細菌がいるといわれて
います。この腸内細菌は大きく分けて「善玉菌」「日和見菌」
「悪玉菌」の3つにわけられます。善玉菌は人間が消化できない
食物繊維を消化したり、免疫を制御する(抗アレルギー)作用
を持っています。一方の悪玉菌は発がん物質や有害物質を作り
ます。悪玉菌が優勢になると、肌荒れやさまざまな病気を引き
起こす原因になるといわれています。また、日和見菌は働きが
はっきりせず、善玉とも悪玉とも呼べない菌です。しかし、腸
内で善玉菌が優勢になれば善玉菌の働きを助け、逆に悪玉菌が
優勢になれば悪玉菌の働きを助けるようになります。

(4)食べ物のカス(約5~10%)
食べ物のカスには食物繊維などの人間が分解、吸収できなかっ
たものが入っています。全体でみると、食べ物のカスはたった
の5~10%程度。私たちは食べたものの大半を効率よく吸収し
ていることがわかりますね!

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どんな方法で移植するの?
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糞便移植については、日本でもさまざまな大学病院で臨床研究が
進められています。日本では主に、健康な自分の20歳以上の2親
等以内の家族もしくは配偶者から便を提供してもらい、それを生
理食塩水と混ぜ合わせ、さらにフィルターでろ過をして食物繊維
などのカスを取り除きます。そして、ろ過した液体を内視鏡で大
腸に直接注入するという方法です。

便を提供するドナーは事前に健康状態や既往症、生活習慣をチェ
ックされます。さらに、提供された便は健康に被害のある細菌や
ウイルス、寄生虫がいないか検査をして、ようやく患者に提供さ
れます。移植方法は意外と原始的で簡単にできるのですが、ドナ
ーの選別が少々困難です。

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何が期待できるの?
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さまざまな病気の中でも、潰瘍性大腸炎と呼ばれる炎症性の腸疾
患に対する新治療として考えられています。潰瘍性大腸炎は国の
難病に指定されている疾患の1つであり、10代後半~30代前半の
比較的若年者が発症するといわれています。大腸の粘膜がただれ
て炎症を起こし、粘液便や血便、下痢を繰り返すようになります。
さらに発熱、体重減少、貧血などの症状もみられることがありま
す。
現段階では重篤な副作用や大きなトラブルは報告されておらず、
症状の改善例も順調であるとされています。

わたしたちが毎日出している便が、これからの医療を支えていく
のかもしれませんね!

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